クロアチアとオーストラリアの関係って

昨日(多分)スポーツナビ.comのコラムで飯田裕子さんが書かれている
反目し合うオーストラリアとクロアチア」はこれまでこの両国の間に こんな問題があることなんか微塵も知らなかったのでとても興味深い内容でした。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/column/200603/at00008267.html

オーストラリア代表のクロアチア系移民に関する話なのですが、
現在両国の代表メンバーに実は相当数居るみたいで、どちらの国を選ぶかで根深い背景があるんです。 この両国の対決は日本との対戦なんか眼中にないと思っても仕方ないくらい因縁の対決と言えるようです。

詳細は読んで頂くとして、驚いたのが(僕が知らなかっただけかもしれませんが)
現ミドルズブラのマーク・ヴィドゥカの話で 彼も豪州で生まれ育ったクロアチア系移民なのですが、クロアチアへの思いが強く当時のクロアチア初代大統領のサッカーをアピール材料に利用した政策からクロアチア・ザグレブからのお誘いが掛かり、彼は二つ返事で承諾し移籍したんだそうです。ただ結局政治的に利用された形で、失脚と共にヴィドゥカも非難を浴び、失意の中 セルティック移籍をした経緯があることなど、セルティック→リーズという輝かしい実績しか知らなかった僕としては彼にボバンのような政治絡みの過去の事情があったなんて驚きました。

ちなみにWC予選ウルグアイ戦の段階での豪州代表の中でクロアチア移民系の選手はポポビッチ、FWマーク・ビドゥカ(ミドルズブラ)、MFヨシップ・スココ(ストーク・シティ)、GKジェリコ・カラッチ(ACミラン)、GKアンテ・コビッチ(ハマルビー)、MFジェーソン・カリーナ(PSV)、DFリュボ・ミリチェビッチ(FCトゥーン)と7人だそうです。

逆に現クロアチア代表の中で、クロアチア移民で豪州生まれは、
ヨシップ・シムニッチ(ヘルタ・ベルリン)、DFアンテ・シェリッチ(パナシナイコス)
GKジョセフ・ディドリツァ(オーストリア・ウィーン)の3人。
特にシェリッチは一度豪州代表に選出されながら、クロアチアに強奪された経緯もあり、当時の豪州での衝撃は大きかったようです。
国の強化費で育てた選手を持っていかれ今でもこの3人は豪州では裏切者のレッテルを貼られてるらしいです。

当時の豪州代表ではWCに出ることは困難で且つオセアニア代表というライバルも存在しない代表チームではモチベーションは保てず、98WC以降コンスタントに出場しているクロアチアへの鞍替えはサッカー選手としては致し方ない選択だったのかもしれません。

しかしヒディング率いる豪州代表がWC出場したこと、オセアニアからアジアへ加入したことによる強豪国?との対戦を含む試合増により、サッカー亡命の傾向は低くなったとのこと。
実際今年に入ったからも豪州代表候補のクロアチア系のFWマシュー・スピラノビッチを
クロアチアが召集しようとしたらしいですが、この時豪州の協会は、もう全く心配しなかったそうです。
でもクロアチアはアルゼンチン代表歴!?があるボカ所属のビロスを強奪しようとしてるみたいですけどね。
ブラジルからも一人帰化させましたし、なかなかダーティな一面を見た気がします。


ちなみにポポビッチは、クロアチア系移民であり豪州代表であり、且つ数年前までJリーグ(広島)に所属してるという今回のWC予選グループリーグの因縁をを兼ね備えた運命的な選手ということになります。

この両国にとっては、WC3試合目の戦いこそ このWC絶対負けられない戦いなのかもしれません。
そう考えるとこのグループで日本は実力含め注目度も蚊帳の外なんでしょうね。


と言うことは、もし豪州が2連敗で3戦目クロアチア戦を迎えたとしても、
これまでの勝敗はどうであれ この試合だけは負けられないくらいすごい試合になるはずなんです。
ましてやヒディングです。何かを起こしてくれる臭いがプンプンしますよね。
クロアチアはブラジル、豪州と2敗する可能性が十分あるはずって期待できるんじゃないかと。

逆に日本ははクロアチアには勝てないと思ってますので、豪州に勝つことが必須ですが、
3戦目のブラジルが2連勝し勝ち抜けを決めていれば 補欠(と言っても凄いですが)を
投入してくるブラジル相手に何かが起きる可能性があるんじゃないかと。

1戦目のブラジルvsクロアチアがドローだったりすると 完全にやっかいなことになりますけど・・・
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by beckham306 | 2006-03-10 18:31 | 各国代表